なんとなく選んでない？
ドラッグストアや調剤薬局の解熱鎮痛剤コーナー。
「なんとなく効きそうだから」
「CMとかで耳にしたことがあるから」
「病院でも処方してもらったことがあるから」
という理由で手に取りがちな「ロキソニンS内服薬シリーズ」。
それぞれ特徴があり、なるべくわかりやすい言葉で記事にしたのでちょっと見ていってください。
もしかしたら実はロキソニンの商品の中に含まれている成分で、普段飲んでる併用薬とかぶっていたり、症状を抑えるためなのに自分にとっては無駄な成分があるのかもしれません。。
ロキソニンS内服薬はこの5種類(2023／5／3現在)
医薬品分類
・すべて第一類医薬品
よって、薬剤師常時不在ドラッグストア(要指導医薬品・第一類医薬品扱いなし)や、在籍しているが営業時間内でも薬剤師不在時間帯では購入することができません。
服用できない人
・ロキソニンまたはロキソニンの成分により、アレルギー症状を起こしたことがある人
・ロキソニンまたは他の解熱鎮痛薬、風邪薬を服用して喘息を起こしたことがある人。
・１５歳以下の小児
(もうすぐ１５歳になるからとか、うちの子は普通より体重があるからとか関係ないです。OTCは年齢で線引きされてます)
・医療機関で次の治療を受けている人 「胃・十二指腸潰瘍」、「肝臓病」、「腎臓病」、「心臓病」
・医師から赤血球数が少ない(貧血)、血小板数が少ない(血が止まりにくい、血が出やすい)、白血球数が少ない等の血液異常(血液の病気)を指摘されている人
・出産予定日12週以内の妊婦
(妊婦さんはまずかかりつけのDrに処方してもらうことを優先してください。医療用ロキソニン錠60mgも妊娠後期の女性には投与禁忌です。)
使い分け・ターゲット・注意すること
包装単位12錠 メーカー希望小売価格(10%税込価格713円)
主成分ロキソプロフェン単剤
☞病院と同じロキソニンだけが必要な方はこちらで十分。
包装単位12錠 メーカー希望小売価格(10%税込価格878円)
主成分ロキソプロフェン
＋胃粘膜を保護するメタケイ酸アルミン酸マグネシウム配合
服用後、錠剤がすばやく崩壊する独自の製剤技術「クイックブレイク製法」を採用
☞ロキソニンSでの鎮痛解熱効果をもっと早く実感したい方にオススメ。
包装単位12錠 メーカー希望小売価格(10%税込価格768円)
包装単位24錠 メーカー希望小売価格(10%税込価格1298円)
※※1回2錠です
主成分ロキソプロフェン
＋鎮痛効果を高めるアリルイソプロピルアセチル尿素と無水カフェイン＋胃粘膜を保護するメタケイ酸アルミン酸マグネシウム配合
ただし、アリルイソプロピルアセチル尿素が鎮痛鎮静成分なので眠気には注意(この薬は「してはいけないこと」の欄に服用後、乗り物又は機械類の運転操作をしないでくださいの記載あり)
※アルミ袋を開封した後は、6ヶ月以内に使用してくださいの記載あり
☞ロキソニンSで鎮痛効果が不十分な方へオススメ。解熱に使うならロキソニンSで十分だと思います。
包装単位12錠 メーカー希望小売価格(10%税込価格768円)
主成分ロキソプロフェン＋胃に優しい成分の酸化マグネシウム(33.3mg)配合
☞よって、風邪薬や解熱鎮痛剤で胃に負担がかかりやすい人で胃薬も一緒に飲むことが多い人はロキソニンSよりもこちらがベター(但し、酸化マグネシウムは下剤としても使われる成分なので、多少お腹が緩くなることも)
包装単位12錠 メーカー希望小売価格(10%税込価格768円)
包装単位24錠 メーカー希望小売価格(10%税込価格1298円)
※1回2錠です
主成分ロキソプロフェン
＋生理痛などの過度な筋肉の収縮を抑制する成分シャクヤク乾燥エキス＋痛みを抑える働きを高めるヘスペリジン＋胃粘膜を保護するメタケイ酸アルミン酸マグネシウム配合
※アルミ袋を開封した後は、6ヶ月以内に使用してくださいの記載あり
☞生理痛向けです。ただし、効能効果の症状があれば、性別に関係なく服用できます。また、ブスコパンなどの鎮痙剤と異なり抗コリン作用がないと考えられるため、緑内障の薬を使ってる患者様にも使えます。
写真と情報は第一三共ヘルスケアホームページから引用しています
まとめ
いかがですか？
意外と色々特徴ありません？？
せっかく購入して治療するのだからしっかりと納得したものを使って欲しいと思い、記事にしました。
繰り返しになりますが、ロキソニンS内服薬のご購入時には必ず、薬剤師から説明があります。
そのまま何も説明なしに購入することはできません。
ご注意を。
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それでは、今回の記事も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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