さっそくですが、オーソライズドジェネリックって何?普通のジェネリックと何が違うの?
・簡単に言うと、オーソライズドジェネリックは先発医薬品メーカーから許諾を受けたジェネリック医薬品のことです。
・普通のジェネリックとの違いは、先発医薬品と同じ作り方で、現薬や添加物、製造方法、製造工場(工場は別な場合もあります)などが同じものを指します。厳密にはAG1〜AG3までありますが、ほぼAG1です。
よって、一部の方が心配されている「ジェネリックにすると効き目が悪いとか、効かない」とかそれはほぼあり得ないわけです。
何で、先発医薬品メーカーがその子会社などを利用してオーソライズドジェネリックを発売するのか?
ここが大事な所。
2023年から2024年現在、多くの薬局のジェネリック医薬品数量シェアはおよそ80%超え。薬局によっては、90%を超えているところも珍しくはありません。
なぜ、薬局がジェネリックを薦めるのかは下の別記事参照。
先発医薬品の特許期間が終わると、ジェネリックへの切り替えがすすみ、先発医薬品の売上及び利益は減り、その効能薬の市場シェアは減ります。そこで、その市場シェアを一定数確保するためにオーソライズドジェネリックを販売するわけです。
今後、オーソライズドジェネリックは増えていくのか?
2013年6月に発売されたアレグラ錠のジェネリックであるフェキソフェナジンSANIKの皮切りに2023年段階では80種類以上。
これは私見ですが、採算の取れない医薬品が販売中止から販売終了になっていってるので、少しずつですがオーソライズドジェネリックは今後も増えていくことが考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
家電や車など、自分でお金を払ってブランドメーカーを購入するのは自由だと思います。私も安いメーカーのガジェットよりAppleのほうが高いの分かった上で使っておりますし。
ただ、医療費はそうはいかないわけです。自己負担分の1割の人2割の人3割の人は、10割からその分を引いた分は保険料から賄っています。その保険料は自分が払った分や他の人が払った分です。70歳以上の方で自己負担2割の人が出てきた昨今、1割負担の高齢者負担そのものが2割だけになったり、3割負担の現役世代のそれ以上の負担増にならないようにジェネリックを使っていきませんか??
もし今まで病院に通っていて、何気なく先発を使っていてジェネリックはちょっとだけど、オーソライズドジェネリックなら試しにつかってみようかなと思ったら、その薬局で聞いてみてください。
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